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「うわべ」ではなく、心を見ましょう


 ラグビー・ワールドカップが始まる前、これまでラグビーに興味がなかった方とお話しする機会がありました。私は中学時代にラグビーに取り組み、今でもラグビー観戦が好きなので、とても嬉しいことでした。その方はラグビー選手のタックルに驚いたようで、「あれは痛くないですか?」と質問されました。私にはプロとしての試合経験はありませんが、きっと痛いだろうと思います。そのようにラグビーは一見暴力的に見えますが、選手と審判との間にある「尊敬」の態度を見ると印象が変わります。審判よりも遥かに体格の良い選手たちが審判の言葉に素直に従いながら、激しい体当たりで試合を進めます。選手が審判を囲んでプレッシャーをかける行動はほとんどありません。見た目の印象と実際の試合運びのギャップが、ラグビーの面白さの一つでしょう。


 その会話の中で、ある聖書の言葉を思い出しました。「人はうわべを見るが、主は心を見る。」(Ⅰサムエル16:7) ラグビー選手の外見だけを見れば、暴力的な人だと誤解するかもしれません。日常生活で同じような誤解があれば、ラグビーの場合よりもさらに残念なことになります。ある研究によれば、人は相手を見て0.5秒以内に第一印象を持つという報告があります。その印象のほとんどが、外面的なことが基準とされるといいます。けれども、その人の顔つきや服装などで、その人の真の姿はわかりません。例えばある研究では、車椅子を利用する人々について「能力がない」としばしば見られるそうです。けれども、身体的ハンディがあるからと言って、他の能力においても同じだとは限りません。うわべだけに注目すると、間違った第一印象を持ってしまいがちです。やはり、その人の言葉や行動、そして心の状態が見えて来るまで判断を待つことが賢明ではないでしょうか。


 最後に、考えて頂きたいことがあります。この聖書の言葉によると、全てをご存知の神様が私たち一人一人の心を見ておられ、その心の奥底までも知られているというのです。私たちの良い思いも、人の前には絶対に出せない思いも含めてです。それにもかかわらず、私たちを愛し、さらには悪い所を赦して矯正しようとされるのです。あなたもその招きに応答しませんか。次のラグビー選手の話を、ぜひご覧になってみて下さい。ここに彼らの「心」があります。https://vimeo.com/showcase/6281076


#(2019年 通巻375号)

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