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「すべてのことを益に」


 毎週土曜日の朝にNHKで「舞妓さんちのまかないさん」というアニメが放映されています。

 主役は、青森から舞妓を目指して京都にやってきた「キヨ」という少女です。同じ志を持って共に青森から来た幼馴染の「すみれ」と、京都の屋形(やかた)で共同生活をしながら修行を始めます。

 ところが「キヨ」は舞妓としての才能が無いとして、早々に帰郷するよう勧められます。一方の「すみれ」は才能を認められ、華やかに舞妓としてデビューすることになります。

 里に帰されそうになった「キヨ」ですが、ひょんなことから舞妓たちの食事を作る「まかないさん」として残ることになり、持ち前の料理の才能を如何なく発揮して舞妓たちの生活を支えていきます。

 私はこのアニメが好きです。希望叶わず華やかな世界の裏方に回った「キヨ」が、気落ちすることなく、舞妓さんたちの心や体の必要に応じた食事を手際良く作って、周囲を支えているからです。

 この原稿が発行される4月は人事異動、進学のシーズンです。希望が叶った方、希望どおりではなかったけれども、気持ちを切り替えている方、落ち込んでいる方、それぞれのお気持ちがあると思います。

 私もこれまでの仕事人生の中で、自分の狭い視野からは一見してうまくいかなかったことの方が多かったと思いますが、聖書にはこのような言葉があります。

 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ8:28)

 神を信じる人に対しては、たとえ困難や試練の中にあったとしても、神様はすべての事柄を通して、人生を最善のものとしてくださるという約束です。それは、必ずしもこの世でいう人生の成功者になるということではないかも知れません。

 しかし、自分を愛し、自分に対し最善の計画を持っておられる方に信頼することができるのは、大きな励ましです。無理に背伸びしたり、不必要に落ち込む必要のない人生の秘訣がここにあります。

(2022年 通巻423号)

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