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「より良いチームを創り上げるには」

 

「違い」から生じる問題を経験したことがあるでしょうか。違いには様々なものがあります。考え方の違い、優先順位の違い、目的の違いなどがありますし、性格の違い、教養の違い、能力の違い、価値観の違いもあります。二人以上の人間関係があるところには違いがあり、それらがぶつかる可能性があります。職場では誰もが人間関係の問題に出遭います。しばしばその原因は「違い」が適切に認められていない、あるいは適切に扱われていないところにあると思われます。

しかし、違いは必ずしも害を及ぼすとは限りません。キリスト教の考えでは、多くの「違い」は神様が与えてくださった豊かな「多様性」であると教えています。この多様性を上手に扱うと、私たちの益になる可能性があります。異文化のチームを導く経験のある先輩によると「違いは悪いことではありません。違いがあるから、助け合えるし、力にもなるわけです。互いに補い合い、助け合うなら、違っていることが創造的なエネルギーを生み出します。」

その先輩のアドバイスを実行に移すには、互いの違いを認め合った上で、互いに補い合い、助け合う必要があります。それが出来るかどうかは、私達の態度にかかっています。文化的背景の違いが大きかった初期のクリスチャンたちには、一人ひとりが取るべき態度に関して、次のようにすすめられています。

「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。」(ピリピ2:3)

「あなたがたひとりひとりに言います。だれでも、思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて、慎み深い考え方をしなさい。」(ロマ12:3)

相手に関しては、自分よりもすぐれた者と思う必要がある一方、自分に関してはへりくだり、自分の欠点を素直に認める必要があります。どんな分野においても、チームとして協力関係にある人々が、互いにこのような態度を取れば、持っている能力を充分に生かせるでしょう。


(2013年 通巻92号)

 
 
 

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