top of page

「イースターと私の仕事」


今年の「イースター」は4月16日です。ここ数年、イースターの時期に、ピンクや黄色の卵や雛のような飾り物を利用する店が増えている気がします。そのような色と物が使われるのは、イースターの季節が春だからという理由だけではなく、本来イースターが持つ「新しい命」という大切な意味を表すためです。では、イースターとは何でしょう?説明させて頂きます。

時は約2000年前のイスラエル。ローマ帝国の支配下で苦しんでいます。ある木曜日の夜、イエスは最も信頼し親しくしている12人の友達と食事をします。ところが、友達の一人はイエスを裏切る決心をし、イエスを捕まえようとしている敵にイエスの居場所を伝えようと出て行きます。その後イエスは不公平な裁判で死刑宣告を受けます。金曜日の午後に恐ろしい十字架に付けられながらも、ご自分を苦しませた敵に赦しを述べ、暗い空の下で「完了した」と言って死に、葬られました。これが話の終わりではありません。日曜日にイエスの墓へ行った人が、よみがえられたイエスに会ったのです!結局、よみがえられたイエスは500人以上の人に出合い、最後に天に上りました。

その後、イエスの死を見て絶望し怖がっていた弟子達が別人のようになり、勇気を持って全世界に伝えます。「イエスのよみがえりは、ただ前の命に戻ったということではなく、二度と死なない、永遠の命を持つことになったという意味するのだ」と。また、私達もイエスを信じるなら、罪が赦され、その永遠の命をもらい、神様がお与えになる苦しみのない新しい天と地に住むことができるとも伝えました。これがイースターの意味です。後にパウロという人がこの一部始終を振り返り、こう言いました。「今の時のいろいろの苦しみは、将来に私たちに啓示されようとしている栄光に比べれば、取るに足りないものと私は考えます。」(ローマ8:17)

ではイースターは、仕事とどんな関係があるでしょうか。キリスト教では、働くことは大切で素晴らしい事であると毎週のパンフレットでお伝えしています。けれどもイースターは、最終的に一番大切な事は仕事ではないと教えてくれるのです。素晴らしい永遠の行先が与えられて、その新しい復活の時代が既に始まっていると教えています。永遠の行先、すなわち永遠の命を受け入れることが、何よりも大切なのです。今年のイースターにイエスを信じて、新しい命を受けませんか。


(2017年 通巻271号)

 
 
 

Comments


© 2018 札幌希望の丘教会. Wix.com

bottom of page