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「ストレス回避」


夏休みの一日、ベアマウンティンという場所に行ってきました。ツアーのバスは金網鉄格子で包囲され、いざ熊の住処の山の中に入っていきます。13頭いるらしい熊には発信機が取り付けられ人間の管理下で山の中で自由に暮らしているそうです。しかしバスの前に仁王立ちになる熊もいると話を聞き、遭遇したくないな・・でも1頭にでも出会えればいいか、そんな思いで参加しました。

かくしてそこで見たものは。人間社会の縮図のような光景でした。予想に反して車道のすぐそばで熊は生活していました。寝転んでいる熊、熊笹の中から人間を観察しているかのような熊、池の中で飼育員さんが投げたスイカを両手でつかみおどけたしぐさでスイカにかぶりつく熊、そんな中同じ場所をぐるぐるぐるぐる、ひたすら回っている熊がいました。バスの添乗員さんの話では、ストレス熊と呼ばれているそうです。なにがこのクマにとってストレスなのでしょう、他の熊は我関せずといった感じで寝ているではありませんか、「きみも同じところを回っていないで、笹の中で寝てごらん」と心の中で声をかけました。

家にあるカレンダーにこのような言葉が書かれてました。やらなければならないことはたくさんあるけれど、今できることはひとつだけ、時が満ちるまでは一歩ずつ。

ストレスのときは、やるべきことがたくさんあり、どこから手を付けたらいいのかわからなくなることがあります。時には眠れなくなり、抜け出せないトンネルにいるかの如く、ぐるぐるぐるぐる、ストレス熊と同じような行動に陥っていることはないでしょうか。

ストレス回避の方法の一つに、まずやるべきことを書き出してみます、そして大事なことから順位をつけます。いつまでにという目標をつけて、ひとつひとつ実行に移します。達成したら他者との関係性を大切に評価することをお勧めします。

聖書には、1日1日を大切に生きるための、人生の座標軸が書かれてあります。ストレスの多い毎日であっても、回避するために神のことばである聖書を読んでみませんか。

「あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」(マタイの福音書6:34)


(2017年 通巻288号)

 
 
 

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