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「一人ではできないこと」

 私は、今システム開発の仕事をしています。

 

 最初のシステムは2名で開発をスタートしましたが、システムを開発し続けるうちに、現在では15名ほどの開発メンバーになりました。メンバーが多くなると、良いことが沢山あります。


 それぞれの得意分野で開発を進めてくれるので、開発スピードを上げることができます。それだけでは、ありません。メンバーには開発を全くしない人もいます。その人は、開発メンバーを多く送り出している部署のトップの方で、この人が開発のことを理解してくれるので、その部署のメンバーが問題なく開発に専念できるようになったのです。


 そのような多くのメンバーで開発したシステムは、今では、優秀なシステムに贈られる賞のいくつかを受賞しました。また、特許も取得し、システム販売という新たなビジネス展開を進めることとなったのです。

 

 しかし、ここまで来るには、いくつもの困難がありました。開発メンバーからは、「この開発は無理です」と言われることが何度もありました。そのような時は、メンバーみんなで様々な方向から問題解決方法を検討し、一つひとつクリアしました。


 相談をしたのは、メンバーだけでは、ありません。私は開発について、いつも神様に祈っています。開発が順調にいっている時は、神様に感謝することはもちろんですが、問題が起きたときも、それまでの導きに感謝するとともに、開発メンバーみんなでその問題解決ができるよう祈ります。そして、その神様の導きがあり、ついにシステムを完成することができたのです。


 「あなた方の道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」(詩篇37:5)


 大規模なシステム開発は、1人ではできません。開発を通して、多くメンバーの協力、そして神様の導きが必要だということを実感したのでした。


(2025 年 通巻 485 号)


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