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「一生涯の時間管理」


新年が始まったばかりですが、過ぎた一週間をどのようにお使いになったでしょうか。当然ですが、その一週間に戻る事は二度とできません。時間管理を上手く行う事が非常に大切であると言われる理由の一つです。まず優先順位を決めて、それに従って時間を使うことが、日常生活に限らず、効率的に仕事を進めるための技です。聖書にも、時間の使い方について書かれている箇所が幾つかありますが、今回は、一般とは少し違う視点から時間管理を捉えている箇所を一つ紹介させて頂きます。

「私たちに自分の日を正しく数えることを教えてください。そうして、私たちに知恵の心を得させてください。」(詩篇90:12)

これは、神様への祈りです。時間を正しく理解すれば、効果的に働くことにつながるのはもちろんですが、実は、「知恵の心」を持つ事も欠かせないと、祈り手は言っています。聖書では、知恵の心を持つ人は、物事を正しく理解し、折々にふさわしい道や方法を選択し、豊な人生を送ることができると教えています。また、「自分の日を正しく数える」ということは、一時間や一週間に限った時間管理ではなく、一生涯の時間管理を指しています。知恵の心を持つ人は、自分に与えられている人生は永遠ではなく、また、いつ終わるのかもわからない事をよく知っているので、どう生きていくべきか考えることを後回しにしません。

私が初めて受けた仕事の研修で、上司がある研究を引用して、こう言いました。「自分の人生を振り返った時、『もっと働けたら良かった』と反省する人はいないでしょう。ほとんどの人は家族との関係について反省をし、そして自分の死後の行き先を悩みます。」それを聞いて少し驚きましたが、同時に「なるほど!」と思いました。聖書が教えている時間管理の視点で見ると、まずはこのような考えが浮かぶと思います。

この一年間、残っている約50週間をどうお使いになりますか。また、残っている人生をどう過ごされますか。死後の行き先はご存じですか。聖書には、一生涯の優先順位を決めるための優れた知恵が書いてあります。HFB聖書研究サービス(無料)を申し込んで、その知恵に出会いませんか。


(2016年 通巻219号)

 
 
 

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