医学の進歩には目を見張ります。脳の中の様子をリアルタイムで見ることができるのです。あることを機会に、自分自身で体験しました。網の目のように張りめぐらされた血管の中を、血流が流れているのを見て非常に驚きました。その流れが非常に早く勢いがあったからです。
よくも何十年も事故もなく、過ごしていたものだと思いました。これが例えばビルの水道管だったら、とうの昔にどこかで水漏れを起こしていたでしょう。
聖書にはこうあります。「あなた（神）が私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです。私は感謝します。あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです」（詩編139:13、14）
聖書は、私たちはただ偶然に生まれたのではなく、私たちを愛する神によって造られたと記しています。神は私たちの体を精巧に設計されました。私たちも何か大切なものを作るときは、丹精を込めて作ります。私は自分の映像を見て、この聖書にあるとおり神の「奇しい」わざを実感し、改めて自分が愛され、大切にされている存在であることを実感しました。
私たちが、大切な何かを作る時は目的があります。同じように、神は目的を持って私たちを造られました。先ほどの聖書の言葉はこう続きます。「あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために作られた日々が、しかも、その一日もないうちに」（同139:16）
神は、私たち一人ひとりに最善の人生を計画されました。しかし、私たちは神を無視して生きているために、それに気付かないでいます。多くの人が人生の目標を見失い、途方に暮れています。
しかし、私たちがそれを見つけるのに遅すぎるということはありません。私たちがその目標を見つけ、それを日々の生活や仕事の中で実践できたら、とてもすばらしいことではないでしょうか。ＨＦＢでは各種サービスを用意し、そのためのお手伝いをさせていただきたいと願っています。
（2012年 通巻 68号）
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