top of page

「人生の選択と集中」


 札幌もようやく暖かくなりました。6月の札幌は1年で一番よい季節と言われます。屋外でゆっくりした時間を過ごすのもよいですね。ところが、足元を見ると仕事でもプライベートでも忙しくてスケジュールが一杯ということがあります。

映画「アイ,ロボット」をご存じでしょうか。映画の中で、ある事件への関与を疑われたロボットは、自分が製造された目的を聞かれ、こう答えます。「父(製造者)には目的があったと思います。誰にでも目的があります・・・」ロボットを疑いつつも、事件の謎の中で袋小路に陥っていた刑事は、この言葉をヒントに事件を解決していきます。

私たちも忙しさの袋小路に陥っていることがあります。いろいろと忙しく立ち働いているものの、どれも中途半端に終わっているように感じてしまうようなことはないでしょうか。

「自分は何のために生きているのだろう」と悩む人は多くいます。忙しく働き、やがて年をとり、自分のした仕事もその多くは忘れられていくように感じられることがあるかもしれません。

聖書は、全ての人には目的があると教えています。自分の生きる目的が分かっている人は幸いだと思います。

もし、その目的が分かり、仕事や普段の日常生活もその目的に合わせることができれば、余計なことに手を出さずにすみ、大事な事柄により多くの時間をかけることができるようになるでしょう。

大局的な視点から自分の生活を振り返り、袋小路から脱出する道も開けるかも知れません。人生における選択と集中を可能にするヒントがここにあります。


「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。--主の御告げ--それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」(エレミヤ29:11)


 (2013年 通巻98号)

 
 
 

Comments


© 2018 札幌希望の丘教会. Wix.com

bottom of page