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「人生は自分でつくるもの。遅いということはない。」

 ある日、会社で大先輩からこのようなことを言われました。「そんなことしたら、失敗するぞ。やめておけ。お前も定年が近いのだし。」失敗するより、何もしないで無難に定年まで過ごした方が良いという、アドバイスです。先輩は私のことを思って言ってくれたことだとは思います。その思いはありがたいのですが、でも、歳をとったからと言って、失敗を恐れて、後ろ向きな考えで良いのかと私は思います。


 「人生は自分でつくるもの。遅いということはない。」これは、ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)創業者、カーネル・サンダースの言葉です。クリスチャンでもあったサンダースですが、彼はなぜ、遅いということはない・・このような言葉を残したのでしょうか?彼には、挫折を繰り返し、65歳になってようやくビジネスに成功した経験があったからです。


 サンダースは若い頃、何度も転職を繰り返し成功はできませんでした。40歳過ぎに、彼はようやく成功を収めます。ケンタッキー州のコービンに「サンダースカフェ」という小さなレストランをオープンし、この店が評判となったのです。しかし、火災に遭い店舗を失ってしまいました。


 今度は、ドライブインで、また成功しますが、新しいハイウェイができたことで、車の流れが変わり、サンダースが65歳の時、結局その店舗も倒産してしまいます。


 しかし、65歳という年齢での再チャレンジに彼は躊躇しませんでした。今度は、ワゴン車で色々な会社を回り、「フライドチキンの調理法を教えるかわりに、売り上げの一部をもらう」という「レシピ販売」の売り込みを始めるのです。 1009 社の会社に断られるも、1010 社目で 契約をとり、ここからようやく「ケンタッキー・フライド・チキン」の歴史が始まったのです。


 「若い男の栄誉は彼らの力。老人の輝きはその白髪」(箴言20:29)


 「その白髪」とは、経験が豊かなことです。カーネル・サンダースは何度も挫折をしましたが、その経験で事業に挑戦し続けました。年齢を重ねても、後ろ向きにならないで、様々なことに挑戦する秘訣はここにあるのではないでしょうか。


#(2020年 通巻385号)

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