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「人生を導く法則②」


6月28日発行の「人生を導く法則①」では、私たちの生き方や考え方などを導く法則について触れました。

 「かつてイエス・キリストは、聖書の中で大切な戒めは何ですか?という質問を受けた時に、次のように答えました。

「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。律法全体と預言者(聖書)とが、この二つの戒めにかかっているのです。」(マタイ22:37-40)

聖書にはさまざまな戒めがありますが、聖書全体を通して最も大切なことは「神と人を愛すること」であると教えられています。

聖書には、何々をしてはいけないという戒めがあります。人の悪口、偽証、盗むこと、殺すこと・・・。一方で積極的な勧めもあります。謙遜であること、人に仕えること、赦すこと、与えること・・・。一見して相互につながりがないように思える、さまざまな戒めですが、相手を自分自身のように愛し、大切にするのであれば、実はこれらの戒めは全て実行できるのです。一つひとつ当てはめて考えると分かりやすいかも知れません。

「人を愛する」というシンプルな戒めは、人の行動を導くのに十分な内容を含んでいる、言い換えると私たちの人生を導く法則とも言えます。ところが、これだけでは十分ではありません。ここで、第一の戒めである「神を愛すること」が重要になってきます。

「人を愛すること」が大切であることがわかって、「人を愛すること」を実行に移そうとしても、なかなか難しいことに気づかされます。聖書は、私たちは、生まれながらのままでは、人を愛することはできない自己中心の存在であることを教えています。それでは聖書は実行不可能な命令を私たちに与えているのでしょうか。そうではありません。第一の戒めである「神を愛すること」を通して、私たちは第二の戒めである「人を愛すること」ができるように力を与えられ、変えられていきます。

「神を愛すること」についてお知りになりたい方は、HFB聖書研究サービスのご利用をお勧めします。(次回は200号記念号です。)


(2015年 通巻199号)

 
 
 

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