暑い日が続いています。夏休みの計画を立てている方も多いと思います。今回は休む事について考えてみましょう。
働いたら適度に休む、これは、健康的に生きるための人間の大原則です。その意味では働くことと休むことは同じ程度に重要なことであり、価値のあることです。
ところが、昨今のビジネス社会では、休暇の義務化が多く叫ばれているのに、まだまだ現実では働くことの価値はに比べて、休むことの価値が軽んじられるようです。
人が勤勉に働くことによって豊かになる、ということは言えると思います。怠惰は貧しさに陥ります。一方で人間の歴史を見ると、機械化や情報化によって、仕事のスピードと密度はますます上がり、仕事や生活に余裕がなくなっているという状況もあるのではないでしょうか。
人間にとって働くことも重要な任務ですが、十分に働くためには休むということの意義も大きいと思いますし、休息それ自体も人生を豊かにしてくれます。
聖書では次のように記されています。
「神は第七日目に、なさっていたわざの完成を告げられた。すなわち第七日目に、なさっていたすべてのわざを休まれた。
神は第七日目を祝福し、この日を聖であるとされた。それは、その日に、神がなさっていたすべての創造のわざを休まれたからである。」(創世記2:2-3)
神さまは仕事から離れたということが繰り返し記されています。
休息が適切で正しいものであることを、行動をもって示しているのです。休まず働いて体を壊して、あなた自身とあなたの大切な家族が悲しむことになる前に、休息の大切さを考え直してみることをおすすめします。
この暑い夏、木陰でゆっくりと聖書を開いてみてはいかがでしょうか?心にオアシスが現れる事でしょう。
(2013年 通巻105号)
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