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「冷静を保って決めましょう」


 最近、ある友人の娘さんが就職活動をしていました。何回も、何回も応募しても、返事がなかったこと、面接を受けに行っても、一つの仕事で何十人も面接していることなどを聞いて、現代の就活の大変さを知る機会がありました。やっと、内定をもらい、私も喜びましたが、お母さんの「喜ぶにはまだ早い」という言葉にびっくりしました。「社員をつぶれるまで、酷使するブラック企業が増えているので、真剣に会社を調べなければならないからです」という説明を聞いて、知恵のある言葉だと思いました。入社して、ブラック企業だと分かったとしても遅いのです。幸い、その娘さんの場合は、その会社が良い会社であることが分かって、就職しました。

聖書には、次の言葉があります「あなたの足の道筋に心を配り、あなたのすべての道を堅く定めよ。」(箴言4:26)確かに、そのお母さんは、心を配って、娘が進もうとしている道を確かめたのでした。また、娘さんも、周りの人々も、待ち望んでいた仕事の内定を喜び、即座に受け入れることは当然だと言っていたにもかかわらず、冷静を保ち、娘さんの「足の道筋に心を配」ったお母さんの姿にとても教えられます。

きちんと考えてから物事を決めることは、簡単のように思えますが、周りの人々に期待されるとき、自分が願ってきたことが叶えられそうなとき、上司からプレッシャーをかけられるとき、時間と手間をかけて、進むべき道をきちんと調べることは難しいことです。けれども、それは自分を過ちから守ることであり、必要なことです。今週、何かの選択をするとき、きちんとした根拠に基づいて決めているかどうかを確かめることをお勧めします。

また、仕事に限って、このことを実践するだけではなく、あなたの人生の道筋に関しても、考えていただきたいと思います。生涯は一度しかないので、正しく送っているかどうかを確かめる責任があります。イエス様はイエス様についていく生き方は唯一安全で、永遠の命に至る生き方であることを教えています。その根拠を聖書研究サービス(無料・裏面)を通して調べてみませんか。


 (2013年 通巻102号)

 
 
 

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