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「周囲の評価を気にし過ぎていませんか?」


色々な場面で、自分を本来の自分よりも良く見せようとしているようなことはありませんか。たとえば、後輩からの質問に「分からない」と言えず、あまり知りもしないのに、ついそれっぽいことを話してしまった!上司に仕事の報告をする時につい自分が素晴らしい働きをしたかのように言ってしまった!などということはありませんか?「分からないことがある」、「仕事が不器用だ」・・という劣等感、コンプレックスをつい隠し、自分をよく見せようとしていませんか?

でもよく考えてください。何でもできる完璧な人間などいないのです。職場で周囲の人を見まわしてください。みんな長所もあるけど短所も必ずあるのではないでしょうか?だから自分が苦手なこと、できないことは素直に認め、自分らしく仕事をすることが大切ではないでしょうか?

先日、スピーチがとても上手な方と話をする機会がありました。彼になぜ上手に話すことができるのか聞いたところ、意外な答えが返ってきました。それは「スピーチをする時はいつもの言葉遣いで話をすることが大事、よいスピーチをしようとして、普段使わない言葉遣いをすると失敗します」というものでした。自分をよく見せようとするスピーチはあまりよくないようです。また、先日会社の何人かの後輩にどのような先輩がよいか話を聞いたところ、このように答えた後輩がいました。「仕事が完璧だけど弱みを見せない先輩はピリピリして近寄りがたい、でも自分の欠点をさらけだし、失敗を認めるような先輩は話しやすく仕事がやりやすい」とのことでした。やはり、飾らずに自分らしくする方が良い結果をもたらすようです。聖書にもこのような言葉があります。

「人の心の高慢は破滅に先立ち、謙遜は栄誉に先立つ」(箴言18:12)

皆さんも自分をよく見せようとするのではなく、謙遜に自分らしく生きてみてはいかがでしょう?


(2014年 通巻160号)

 
 
 

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