クリスマスシーズンには、この時期にだけ特別に味わえる楽しみがあります。クリスマスの美味しい食べ物が多く提供されたり、街のあちこちでクリスマスの音楽を聞くこともできます。美味しいものを食べたり、良い音楽を聴いたりすることがクリスマスの中心の意味ではありませんが、このような特別な事をすることは、『クリスマスがおめでたい、祝うべき出来事である』という事実を指しています。例えば、クリスマス音楽の中で代表的なものとして有名なヘンデルの「ハレルヤコーラス」は、クリスマスの意味と喜びをよく表しています。今年も多くの教会のクリスマス礼拝で歌われるでしょう。その理由は言葉も、音楽も喜びに満ちたものであるからです。
ハレルヤコーラスの中心的な歌詞である「ハレルヤ」は、聖書でよく使われている「主(神)をほめたたえよ」という意味の言葉で、大喜びを表す表現です。クリスマスを大いに喜ぶ理由は、クリスマスが、神様が私たち人間一人一人をとても愛してくださっていることを明確に表していることにあります。ご存知のように、この世には多くの大変なことがあり、私たち自身も、完璧ではありません。人を傷付けてしまったり、自己中心に生きてしまうことがあります。また、神様の存在を忘れたり、無視したりすることも多いです。聖書はそれを「罪」と呼んでいます。けれども、神様は人間と親しい関係を望んでおられます。ですから、神様と歩む生涯の模範として、また人間と神様の関係を妨げる罪を取り除くために、イエス様が初めてのクリスマスにお生まれになったのです。その神様がこんなにも小さな私を愛してくださっているという事実を受け入れることは、仕事を含めて、生活のすべてを変える力を持ちます。このクリスマスの喜びを教会で味わってみませんか。近くの教会のクリスマス行事をお知らせします。(表紙をごらんください)
(2014年 通巻172号)
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