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「小さな火が大きな森を燃やす」

聖書に出てくるヤコブという人は、人間が口にする言葉の危険性について注意を促しています。彼は言葉を「舌」と表現して、次のように述べています。「舌は小さな器官ですが、大きなことを言って自慢します。見なさい。あのように小さな火が、あのように大きな森を燃やします。」(ヤコブ3:5)

この言葉の危険性を認めての事でしょうが、自民党は夏の参院選に先立ち、「失言防止マニュアル」を党内に配布しました。失言のために桜田義孝前五輪担当相と塚田一郎元副国土交通相を失った自民党は、「強い言葉に注意せよ」「発言が一部だけ切り取られることを意識せよ」などという具体的アドバイスを与え、さらなる問題を回避する対策を取っています。

実は、聖書にもこれと似たアドバイスがあります。例えば、「ことば数が多いところには、背きがつきもの。自分の唇を制する者は賢い人。」(箴言10:19) 「自分の口と舌を守る者は、自分自身を守って苦難にあわない。」(箴言21:23) などです。ここで考えたいのは、これらが何千年も前に書かれたという事です。

やはり、この問題は新しい問題ではありません。人々に広く認知され、対策が取られた上でも、このような問題が続くのは何故でしょうか。

それは失言が舌の問題というよりも、心の問題によって引き起こされるからです。イエス様はこのように教えました。「心に満ちていることを口が話すのです。」(マタイ12:34) 考えてみれば、確かにそうです。「言い間違い」だとしても、きっとその発言の内容は先に心の奥にあったのでしょう。もし心になかったら、言葉にする可能性もないからです。言葉を変えるためには、心を変える必要があります。

ですが、それは人間がどれだけ頑張っても完璧にはできません。聖書も、神様の助けなしにはできないと明確に教えています。けれども、すべての人間を造られた神様に次のように祈ることはできます。「神よ 私にきよい心を造り 揺るがない霊を私のうちに新しくしてください。」(詩篇51:10) この祈りの意味をより深く知り、神様の助けを受け入れてみませんか? どうぞ、HFB聖書研究サービス(無料、裏表紙参照)をお役立て下さい。


#(2019年 通巻359号)

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