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「心を見守ろう」


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、HFBでは年に一回、ビジネスセミナーを開催させて頂いています。(今年も、秋に開催する予定です。) 数年前のセミナー終了後に、参加者の一人から、このようなコメントを頂きました。「良いセミナーをありがとうございました。今まで参加してきたセミナーは「技」や「方法」が中心でしたが、今回は一人一人の人格の大切さについても考えさせられました」と。そして、その方と、自分の心の状態は仕事に大きく影響するということについて、少し話をしました。その方は経験豊かな経営者でしたが、様々な人々を指導する中で、人格を育てる必要性を感じていらっしゃいました。

実は最近、私は次の聖書の言葉を読んで、その会話を思い出したのです。昔のイスラエルの王で、大変知恵に富んでいたソロモン王のアドバイスです。「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。」(箴言4:23) ソロモン王がこの言葉で、自分の心を守ることがいかに大切であるかを強く主張したことを覚え、感動しました。「力の限り」、「見張って」、「見守る」は積極的で強い言葉です。更に、「いのちの泉」は、イメージし易い、良い言葉だと思いました。昔の人々にとって、泉は大切でした。泉がきれいなら、美味しく体に良い水が湧き、それを飲む人は恵まれます。けれども、泉が汚れていれば、体を壊す水になってしまいます。ソロモン王が言うには、私達の心は泉のような存在です。心がきれいだと、自分にも、周りにも良い影響を与えますが、心に入っていくもの(自分が見ること、聞くこと、考えること、望むこと、信じること)に気を配らなければ、心が汚れていくことになり、悪い影響を与えます。ですから、心を見守ることは大切です。

しかし、自分の心を見守り、家族と職場の仲間に「良い水」を与えるのは簡単ではありません。先の経営者の方も、それを経験しておられました。ある程度の”見守り“ができても、やはり「汚れ」が残ってしまうでしょう。最終的に私達は、神様が約束してくださっている、新しい心が必要なのです。もちろん、その心も大切に見守る必要がありますが、神様は、それができる力も与えて下さるのです。不思議な話だと思われるかもしれませんが、真実です。どうぞ、HFB聖書研究サービスに申し込んで、「新しい心の約束」を知ってみて下さい。


(2017年 通巻275号)

 
 
 

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