会社が新たなサービスを始める、新たなシステムを導入する・・といった、今までやったことのないことに取り組む時、社員の中には賛成する人と、反対する人が必ず出ます。賛成する人は会社の新たな発展を思い描き、反対する人はリスクを避け安定維持を求める人です。あなたは、どちらのタイプでしょうか?どちらのタイプも会社には必要です。でも、反対する人ばかりでは、会社の発展が期待できません。
世界一の動画配信会社といえばNETFLIX(ネットフリックス)!(加入者数全世界で6900万人、2015年の売上は約7400億円)NETFLIXの採用基準の一つは「これまでと同じことをしようとしないで、新しいものを作り出したいという情熱を持っている人」だそうです。発展を続ける会社にはやはり新しいものにチャレンジする人が必要なようです。
でも、私の会社は昔からずっと同じことしてきた・・だから新たにチャレンジすることは何もないですよ、という方もいるでしょう。でもそれって本当でしょうか?
豆腐は昔からパックで売られてきました。パックすることで、賞味期限を延ばすことができるからです。でも、その賞味期限はせいぜい5日。日保ちしないことから長距離輸送はできません。全国どこのスーパーに行っても、豆腐は地元で作られたものしか販売されていないのは、そういった理由によるのです。何も改善できそうにもない豆腐製造。そこに挑戦したのが群馬県の相模屋食料。賞味期限を縮めていた原因である菌の繁殖を抑えるため、高温のままパック詰めする方法を考えるのです。そして、この方法での製造に挑戦、成功したのです。結果、賞味期限は3倍の15日に。以前豆腐は群馬とその周辺でしか販売できませんでしたが、青森から山口まで本州全域での販売が可能になったのです。
「知識のある人は、いつも新しいことを知ろうと努力します。」(リビングバイブル 箴言18:15)
どんな会社でも、また、どんな場所でも、まだまだチャレンジするチャンスはありそうです。あなたも新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょう?
(2016年 通巻244号)
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