今回は、星野富弘さんの詩から「春を待つ」をご紹介します。
春を待つ それだけでも希望だ
それだけで 冬を越す勇気が湧いてくる
まして私に 生きることを教えて下さった方が 再び来られる日を待てたら・・
この詩は、この原稿を書いている私にも生きる希望と勇気を与えてくれます。必ず訪れる死と死後の世界を正しく知ることによって、与えられた命を精一杯生きることに、勇気が湧いてきます。
最近、ある牧師の次の文章に目がとまりました。「生まれることはもちろん大切なことである。けれども、生まれることについて私たちに選択の自由はない。気づいていたら生まれていた。『人はどう生まれるべきか』というのは、人生において検討すべき課題ではない。したがって第一の検討課題は、言うまでもなく『どう生きるべきか』、『自分の人生をどのように送るべきか』ということである。第二の検討課題は『どのようにして死を迎えるか』ということであろう。・・・生が死に影響を与えるというより、死と死後の世界をどう考えるかが今の生に影響を与えることになる。」
あなたは与えられた命をどのように使っているでしょうか。家庭や学校、また職場において。また毎日の生活に希望があり、勇気が湧いているでしょうか。
このHFBのパンフレットも200号を越え、先日200号記念版も発行させていただきました。パンフレットの中心は、聖書に書かれている「知恵」を、原稿を書く私も、読んでいただく皆さまとも分かち合うことです。職場においても、きっと役立つ「知恵」が与えられることでしょう。
あなたも星野富弘さんの詩にある「希望」について、時間をとって考え、詩を味わってみませんか。
「この希望は失望に終わることがありません。」(ローマ5:5)
来年6月に「星野富弘・花の詩画展in札幌」が開催される予定です。詳しくはまたご案内いたします。
(2015年 通巻205号)
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