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「期待が長引くと心は病む」


教会では、今の時期を「アドベント」と呼んでいます。「来る」という意味の言葉で、イエス様が神様でありながら、人間としてお生まれになったことを祝う「クリスマス」が来るのを期待して、楽しみに待つ時期です。当時の人々が、イエス様の救い主としての誕生を非常に大きな期待と希望を持って待ち焦がれた事実を覚えて、味わう季節です。また、イエス様が再びこの世に来て、この世を裁き、神様の完全な平和を与えてくださることを期待する時期でもあります。希望を持って生きることの大切さと、希望が成就されることの喜びを教えてくれるのがアドベントなのです。また、聖書は期待と望みについて次のように語ります。「期待が長引くと心は病む。望みがかなうことは、いのちの木である。」(箴言13:12)

希望があること、期待が成就されることは職場でも大切なことで、智恵のある経営者は、上記の聖書の言葉を参考にし、部下に希望を与え、期待が成就されることを経験させるのです。簡単な例ですが、ある上司がある部下に、昇進のために必要な研修に参加ができると約束したとしましょう。約束されたときに、その部下は期待を抱くことになり、働く意欲が与えられます。けれども、研修の参加が繰り返し延期されたら、部下は自分が評価されていないと思って落ち込み、働く意欲が低下するでしょう。

また、人々は仕事に対してのみ希望を持つのではなく、家族や地域社会との関わりなど、人生においても希望を持ちます。もし仕事がその希望の成就を妨げたとしたら、その絶望感は仕事にも影響します。ですから、どんなに仕事が重要であるとしても、人生における希望を壊すものにならないように、会社の側でも気をつける必要があります。

さて、いろいろと希望の大切さを考えてきましたが、今週あなたは、誰かに希望や期待が成就されることの喜びを与えることができるでしょうか。また、あなた自身も、まもなくやって来るクリスマスのときに教会へ行って、イエス様にある素晴らしい希望を味わってみませんか。


(2014年 通巻170号)

 
 
 

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