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「本当に偉い人は謙遜です」


まもなくクリスマスですね。美味しそうな食べ物や、きれいなクリスマスの飾り物があちこちの店頭に並び、目を楽しませてくれますが、職場での生活との関係は、あまり強く感じないかもしれません。けれども、本当のクリスマスの中心となる話は、私たちにとても大切なことを教えてくれます。

クリスマスの話を一言で言うと、永遠の存在である、全知全能の神様が、よく間違い、憎み合い、自己中心に暮らしてしまいがちな私たち人間を救うため、ご自分の神様としての権威をお捨てになり、貧しい夫婦の赤ちゃんとして、この世に生まれて来られたということです。

ある時、このように生まれて来られたイエス様は、ご自分の弟子と一緒に、本当のリーダーシップと自分が生まれてきた目的について話しました。「あなた方も知っているとおり、異邦人の支配者と認められた者たちは彼らを支配し、また、偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。しかし、あなた方の間では、そうでありません。あなた方の間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい...人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。」(マルコ10:42-45)「人の子」はイエス様のことを意味します。

この教えが、なぜ職場の生活に当てはまるというのでしょうか。実は、アメリカでのビジネスリーダーシップについての研究結果が、優れたリーダーは謙遜であることを示しています。謙遜でなければ、必要なアドバイスを受け入れられませんし、他の人を成功へと導くことも難しいと言われています。(ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則、ジム・コリンズ。参照) 成功したい方、偉くなりたい方は、まず謙遜にならなければならない、とクリスマスの話とイエス様の言葉から教えられるのです。

しかし、謙遜になることは、決して簡単ではありません。その秘訣は、まず自分のことを理解することです。クリスマスの話によると、あなたは自己中心に生きてしまっている罪人ではありますが、同時に、神様にとても愛されて、救いたいと願われる尊い存在なのです。それを素直に認める事は、謙遜になるための鍵です。どうぞこのクリスマスに教会のクリスマス行事に参加し、この真実をさらに深く考えてみませんか。


(2015年 通巻215号)

 
 
 

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