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「本当の慰めは何処から?」

 このパンフレットを手にして頂いた皆様は、この10連休をどのように過ごされたでしょうか。事前のアンケートでは、「ゆっくり家で過ごしたい」という意見が50%近くありました。楽しまれた方もいるでしょうが、「10連休どころじゃない!」という方も沢山おられたのではないかと思います。とりわけ、進学・就職・転勤といった環境の変化の中におられる方は、この連休明けに何か漠然とした気怠さや不安な気持ちを抱かれるかもしれません。身近にそのような友人や同僚がいても、それは心の中のことなのでなかなか分かりません。わかった所で、どのように寄り添ったらよいのか悩みます。顔の表情や態度に現れた時は、もうずいぶん深刻な状況なのだと思います。皆様はご自身が苦しみや試練を経験された時、あるいはそのような状況にある方を励ますために、どのようになさるでしょうか。医学や薬によるケアを勧めるでしょうか、あるいは自分のことばによって励ますでしょうか?私自身は試練に遭った時、まず自分の経験や知識に頼って解決を図ろうとするのですが、限界を知った時に悩みがより深くなることがありました。そのような時に、ボンヤリと窓の外を眺めていたら、空に鳥が飛んでいるのを見て、この聖書の言葉を思い出しました。



「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。それでも、あなたがたの天の父(神様)は養っていてくださいます。あなたがたはその鳥よりも、ずっと価値があるではありませんか。」(マタイの福音書6章26節)


 この聖書のことばによって、自分の小さな枠の中で思い煩っていたことに気づかされました。もちろん、人は働かずして生活の糧を得ることはできませんが、それでも聖書の言葉に何とも言えない慰めと安らぎを与えられた気がします。友人や家族の励ましの言葉も嬉しいものです。けれども同時に、人間の言葉には限界があるようにも思います。なぜなら、どんなに他人を理解したと思っても、本当の意味でその人の身代わりにはなれないからです。いつの時代も変わることのない聖書のことばが、あなたの真の慰め・励ましとなりますように。ぜひ、神のことばである聖書を手に取ってお読み下さい。


「私のうちで、思い煩いが増すときに、あなた(神様)の慰めで私のたましいを喜ばせてください。」(詩篇94:19)

 

#(通巻354号)

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