top of page

「正しい評価のありか」


今回は2016年度最後のパンフレットとなります。今年度もHfBのパンフレットをお読みいただきありがとうございました。

私の職場では年度末を迎え、人事評価の季節となりました。職場によって評価の方法はさまざまだと思いますが、私のところでは年に二回行います。評価の度に思うことは、人事評価というのはとても難しいということです。

評価には何よりも客観性が求められますが、やはり自分が得意な分野は厳しく見てしまう傾向があります。また、何をもって標準的な水準を達成しているかという見方も評価者によって違いが出てくると思います。

客観性を保つように、制度的にはさまざまな工夫がなされている人事評価制度ですが、一般的に言われていることとして、やはり人が評価するものである以上、そこにはどうしても人の感情や思い込みといった要素が入り込み、評価に偏りが出てしまうことがあるようです。

この結果、人によっては自分に対する評価に大きな不満を持つ場合があり、そうなると、本来はモチベーション向上や業績向上のためにある評価制度が、逆に人々のやる気をそいでしまうようなことにもなりかねません。

評価する側も評価される側も、評価制度に完璧さを求めることは難しいということです。人のすることは不完全で、正しいことをするとは限りません。今ある制度を生かし、改善しながら、よりよい評価を目指す知恵はどこにあるのかを求めることが必要だと思います。

私はいつも聖書の言葉に励まされています。

「神のさばきは真実で、正しいからである。」(ヨハネの黙示録19:02)

自分の仕事ばかりではなく、人生全体をも正しく見てくださる方が、自分を正しく評価し日々の仕事を守り導いてくださると思うと、励まされます。日々さまざまなことに直面する中で、聖書からの励ましや正しい物事の見方などを教えられることは私にとっては無くてはならないものです。

皆さまも聖書を読まれることをお勧めします。どのように聖書を読んだら分からないという方はHfBの聖書研究サービス(全4回)をご利用ください。


(2017年 通巻268号)



 
 
 

Comments


© 2018 札幌希望の丘教会. Wix.com

bottom of page