あけましておめでとうございます。今年もホープ・フォー・ビジネス(HFB)をよろしくお願いいたします。
新しい年が明け、多くの方々が初詣に行かれているというニュースがありました。ある調査によると、初詣での願い事で多かったのは「健康・家内安全」「学問・仕事」「恋愛・結婚」の順だったそうです。
多くの方々が初詣に行ってお願い事をします。でもその願いがかなえられた後で感謝をしに行く人は少ないようです。また、物事がうまくいかなくなったり、病気になったりすると、神様をうらむ人がいます。でも、ふだん順調な日々や健康が守られていることの感謝は少ないようです。
ここで、立ち止まって考えてみる必要がありそうです。友人同士の関係に置き換えて考えてみると分かりやすいかも知れません。ふだん何の交流もないのに、ある日突然やってきて、お願いだけをして帰っていく友人。お願いを聞いてあげてもお礼の一言もありません。また、普段いろいろと世話をしてあげていても何の感謝もないのに、物事がうまくいかなくなると難癖をつけてくる友人。
どちらの友人も困ったタイプの人ではないでしょうか。でも多くの人がいわゆる神様に対して、このような困った態度を取っています。ふだん交流がないので、相手がどんな神様か、また信頼できる神様かどうかもよく分かりません。
聖書が教える真の神様は、このような、困った時だけあてにするような神様ではありません。信頼に値し、いついかなる時も、順調な時もそうでない時も私たちとともに歩み、私たちを励まし、また助け、正しい道に導いてくださる神様です。
「彼がわたし(神様)を愛しているから、わたしは彼を助け出そう。彼がわたしの名を知っているから、わたしは彼を高く上げよう。彼が、わたしを呼び求めれば、わたしは、彼に答えよう。わたしは苦しみのときに彼とともにいて、彼を救い彼に誉れを与えよう。」(詩篇91:14、15)
年の初めに当たり、信頼に値する確かな神様に自分の人生を託すことができる方は幸いだと思います。
(2016年 通巻218号)
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