top of page

「私たちに期待される役割」


 新年、年度替わりなど、一定の期間を区切って、新しい目標を設定するのは有益なことです。会社などの組織でも、一定の期間ごとにトップが大方針を掲げ、個人もその目標に沿って自分の達成目標を定めるということが行われます。

 今日は、私たちの人生の大方針は何か考えてみたいと思います。

「神は彼ら(人間)を祝福された。神は彼らに仰せられた。『生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。』」(創世記1:28)

これは、聖書の創世記にある記事です。創世記には、神が目的を持って人間を創造したこと、その人間に「地を従えよ」「支配せよ」という大切な役割を委ねられたことが書かれています。

これは、権力をふるって自分の好き勝手に支配するというのではなく、神の代理者として、正しく世界を管理する役割を与えられているということです。しかし、私たちは地球環境を破壊し、争いに満ちた歴史を歩んできました。

ナルニア国物語で有名な作家C・Sルイスはこう書きました。神は「自分の創造物に任せられることは、ご自分でしようとはなさらないようだ。神は自分なら完璧に、そして瞬く間になし得ることを、ゆっくりと不器用に行うようにと私たちに命令される」

これは何故なのでしょう。先ほどの創世記に照らすとその理由が分かります。創世以来、神を無視し、失敗続きの私たちにも関わらず、神が人間に期待する役割はいささかも揺らいでいないということです。

神様のこの信じられないような忍耐を思うとき、失敗続きの自分を振り返って落ち込むのではなく、再び立ち上がる勇気を与えられます。そして、周囲の人を見る目も変えられていきます。

札幌希望の丘教会では、1月以降、創世記からのメッセージが続きます。年の初めに人の本質を語る聖書の言葉に耳を傾けられてはいかがでしょうか。皆さまのご来会を心からお待ちしています。


(2013年1月13日発行)

 
 
 

Commentaires


© 2018 札幌希望の丘教会. Wix.com

bottom of page