新年度を迎え、一月がたとうとしています。新しく入社された方、配置転換となった方ばかりでなく、この時期は新たな目標を持って年度をスタートさせるよい時期です。
しかし、日々の慌ただしい生活の中で、つい突っ走ってしまい、失敗してから、後悔することもあります。そのような中である聖書の言葉に目がとまりました。この言葉は、イエス・キリストが山上で群衆に語った「山上の説教」と呼ばれる教えの一部です。少し長いのですが、分かりやすい言葉ですので引用させていただきます。
「なぜ着物のことで心配するのですか。野のゆりがどうして育つのか、よくわきまえなさい。働きもせず、紡ぎもしません。
しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を窮めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。
きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。信仰の薄い人たち。
そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。
・・・だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイ6:28-33)
とても美しい言葉で、私はクリスチャンになる前から、この言葉に親しみを感じていました。最後の段落が結論と思われますが、これは「神を第一とし、神が望まれるとおりの生活をしなさい」(リビングバイブル)という意味です。
今改めて読み返してみると、忙しい日々の中でも自分を見失わないためには、日々、聖書の言葉を読んで、反省させられたり、新しいことに気づかされたり、決心したりということが必要だと思います。このパンフレットは週に一回の発行ですが、皆さまも聖書を継続的に読まれることをお勧めします。
(2014年 通巻141号)
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