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「聖書と科学」

今年のノーベル医学生理学賞に大隈良典教授が選ばれました。教授は酵母を使い、細胞内で起きるタンパク質を分解してリサイクルする「オートファジー」と呼ばれる仕組みを解明し、その仕組みを制御している遺伝子を発見したのです。その業績は賞賛に値するものです。しかし先達の科学的研究を含め、どれも神の創造された世界の一法則を発見したにすぎません。聖書には次の一文があります。「見よ。これらはただ神の道の外側にすぎない。私たちはただ、神についてのささやきしか聞いていない。」(ヨブ記26:14)

また、すぐれた研究が、必ずしも良い事のみに使われるとは限りません。正しく使われると、人類の幸福につながる事になりますが、本来の目的からはずれてしまうと不幸な結果をもたらす事になるのです。時間を経ても、人類が進歩しても、様々な研究が発表されても、現在地球をとりまく様々な問題が起こり、私たちはそれに目をとめなければなりません。地球の温暖化と気候の変動、大気汚染、宇宙開発(軍事目的と地球の周りはゴミだらけという現実)、地球の核の不安定化(ウラン採掘など)、また人の遺伝子操作の問題、貧困と飢餓の問題、戦争が絶えないこと等々。

聖書には「初めに、神が天と地を創造した。」(創世記1:1)と書いてあります。そして人を形造り、その世界を「神は見て、それを良しとされた。」のです。何故現在の地球や人間は、本来の姿からこんなにも遠く離れ、違う世界になったのでしょう。

もうすぐクリスマスがやってきます。クリスマスは、この暗闇の世界に神の子イエス様がお生まれになった日です。現実と向き合い、この地球の住人であるあなたも、イエス様のメッセージに耳を傾けてみませんか。

最後に、星野富弘さんの一篇の詩をご紹介いたします。


線路に耳をつけて 近づいてくる

汽車の音を 聞いたことがある

地面に張りついて 生きている草よ

おまえには この大地に迫ってくる

足音が 聞こえるのではないか

教えてくれ それは人間にとって

嬉しい知らせなのか それとも・・・・


(2016年 通巻256号)

 
 
 

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