世界中で一番良く知られ、有名な誕生日はクリスマスです。クリスマスはイエス・キリストがお生まれになったことを祝う日です。
誕生日について、こんなことを聞いたことがあります。「誕生日をお祝いするのは、あなたが生まれてくれてありがとうという意味なんだよ。」みなさんは誕生日をどのように過ごすでしょうか。ケーキにローソクを立て、皆で唄うでしょうか。そして、たくさんのプレゼントをもらうでしょうか。あるいは一人でお祝いをするでしょうか。その中に小さな幸せを見いだすかもしれません。しかし誕生日は誰かに感謝する日でもあるのです。
ある日の教会の礼拝のお話の中で、「プレゼントをもらう時に、プレゼントに感謝する人はほとんどいません。プレゼントをくれた人に、ありがとうと言うでしょう。」という言葉がありました。大きなプレゼントであれば、なおさらのことです。私たちはどうでしょう。私たちが生きるために、多くのものが与えられていることに感謝をしているでしょうか。
この美しい地球の自然や空や海も、空気も水も、これらを与えて下さった方は誰なのでしょう。聖書の最初のことばです。
「初めに、神が天と地を創造した。」
もし、このことが事実だとすると、誕生日に両親に感謝をあらわすだけでよいのでしょうか。母の胎内で、私を作り生きる命を与えて下さった方、その方に「ありがとう」と言わなければなりません。その方は、私が何のために生まれてきたかを知っています。過去をふり返り、今の自分を見つめ、未来をどう歩むべきか。
私は、私を形造った方に聞いてみたい。誕生日は、一日過ぎれば忘れてしまう日ではなく、年毎にそれを考える時ではないかと思うのです。
あなたも、誕生日のプレゼント、それもこの地上の何を持ってしても得ることのできない大きな、価値あるプレゼントを探すために聖書を開いてみませんか。
「それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです。私は感謝します。」(詩篇139:13、14節)
(2012年 通巻 46号)
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