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「賞を受けるために」


7月27日にロンドンオリンピックが始まりました。世界中の目がロンドンに集中しています。オリンピックはスポーツイベントの中で一番注目を集めると言われています。なぜオリンピックが人気なのでしょうか。一つの理由は、オリンピックは日常生活の良い象徴であるからだと思います。

聖書でも、オリンピックのようなイベントが、例として用いられています。2000年前のギリシャのコリントという町ではオリンピックのような大会が行われました。パウロというクリスチャンのリーダーは、コリントにいるクリスチャンたちに手紙を書きました。よりよい人生を送るように助言をしている中で、大会に出場する選手の訓練を例えに用いています。「競技場で走る人たちは、みな走っても、賞を受けるのはただひとりだ、ということを知っているでしょう。ですから、あなたがたも、賞を受けられるように走りなさい。」(第1コリント9:24)

パウロは賞を目指す選手の態度から学ぶことを勧めています。「賞を受けられるように走りなさい。」という教えから、職場生活のために何を学ぶことができるでしょうか。

それは、競走するとき、責任を持って、正しいコースを走って、しっかりとゴールを目指すということです.

去年のプノンペン・ハーフ・マラソンには、山田ともこ選手が出場して、最も早くゴールに着きました。ところが、山田選手はボランティアの間違った誘導により、違うコースを走ったので結局失格になったのです。審判は、選手には正しいコースを走る最終的な責任があると判断しました。

私達にも、自分の仕事に対して、また自分の人生に対して最終的な責任があります。職場では、上司、客の声を尊重しながらも、自分の仕事を正しく行う責任があります。また、人生の送り方には、家族と友人の意見も大切ですが、最終的には自分で何が良いのかを決めなければなりません。今の仕事、仕事と私生活のバランス、家族との関係、自分の人生の最終の目的を考え、正す必要のあるところがないか確認してみてはいかがでしょうか。


(2012年 通巻 58号)

 
 
 

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