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「関係性のカギ」

最終更新: 2019年4月14日


 4月にはいり、新入社員は入社式を終えて、期待と不安が入り混じり、毎日緊張した日々をお過ごしのことと思います。


 新しい環境の中で人間関係を構築することは重要課題です。関係性を上手に築くためには、先輩に聞いたり、同期に確認したり、他者に相談することが多いと思います。最初は質問できても次第にこんなこと聞いたらなんて思われるだろうと、小さなプライドが心を支配してしまって、自分なりのやりかたで失敗することになる恐れもあります。失敗の多くは、関係性がぎくしゃくする原因を他者に見出そうとするところにあるように思います。あの上司がいるから、この体制が悪いからと、感情を長く引きずってしまうことがあるように感じます。


 関係性を築いていく中で大事なことは、自分の側の気持ちの持ち方ではないかと思わされます。そこで聖書の中の人物アブラハムの行動から関係性のカギを探ってみたいと思います。アブラハムと甥のロトは、土地や様々な所有物の支配をめぐって関係が悪くなりました。アブラハムは伯父さんですから、若い甥っ子を叱ることもできたと思いますが、彼のとった行動は違いました。まず伯父というプライドを前面に出さないで、ロトに土地の選択権を先に与えました。すべての土地は神のものだから、利益より関係性を大切にし、神にゆだねる信仰の決断をしたのでした。

 「あなたが左なら、私は右に」創世記13:9

 アブラハムは良くない感情を長引かさないで、争わずに与えられた土地で感謝しました。さらにもう会いたくないとは言わず、私たちは親戚同士なのだからと関係性を保ち続けました。ロトは見た目に肥沃で広大な土地を選びましたが、民をまとめることが出来ず苦境に立たされていきます。さらにロトが戦争の捕虜になった時はアブラハムが助けに行きました。信仰によって決断したアブラハムは神の祝福をうけ、「信仰の父」と呼ばれるようになったのです。

 信仰による決断を探ってみたい方、聖書を読んでみませんか


#(2019年 通巻352号)

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