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「2019年の10連休って良いこと?」


新天皇の即位に伴い、GWが10連休になることが公表されてから、様々な意見が飛び交っています。まず、このチャンスを利用して旅行に行こうと楽しみにしている方々がいます。そして、国内外の観光業界も事業の拡大を見込んでいるようです。

一方、この長い連休を素直に喜べない方々もいます。病院での対応はどうなるのか?保育園も休みで子供の預け先がない、時間給制の労働者は収入が減るなど、混乱を招くだけという声も聞こえてきます。

また、長期連休よりも、日本の有給休暇取得率に焦点を当てる人もいます。日本は主要国の中で有給休暇取得率が最も低いそうです。今年の連休は特別だと認めつつも、日本の「休み」に対する考え方を改善し、もっと柔軟に休めるようにすべきだと主張する声もあります。これについて、皆様はどのようにお考えでしょうか。

聖書の「休み」についての教えを短く紹介したいと思います。まず、神様はどのような方であるかを説明する聖書箇所をお読み下さい。「あなたは知らないのか。聞いたことがないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造した方。疲れることなく、弱ることなく、その英知は測り知れない。」(イザヤ40:28)

神様は疲れることがない方ですが、聖書には「神様が休んだ」と書かれた箇所があります(出エジプト20:11)。神様は良いことだけを行う方です。その神様が疲れてもいないのに休んだのは、「休むこと自体が良い」ということです。今の日本社会にとって「休み」とは、「より多く働くための備え」のように見受けられます。そして、周囲の人に気兼ねしながら休みを取る、という雰囲気の職場も少なくないようです。このような考え方を変える必要があるのではないでしょうか。休みは働きのために存在するではありません。また、働くことは大切ですが、人間はそのためにだけ存在しているわけでもありません。

聖書では、「救い」と「永遠のいのち」は「神様の休みに入ること」と説明されています。イエス様はすべての人に呼びかけています。「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心が柔和でへりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすれば、たましいに安らぎを得ます。」(マタイ11:28-30) 今年の10連休は休めるチャンスですが、どうぞイエス様が与えるたましいの安らぎも受け入れて頂きたいと思います。 


 #(2019年 通巻353号)

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