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「COVID-19の基礎知識とワクチンの話」 

 人類の歴史は細菌やウィルスとの戦い、共存の歴史であると言えます。ふり返ると、いくつかの大きなパンデミックがありました。14世紀のペスト、100年前のスペイン風邪が知られるところです。それぞれ数千万人がなくなりました。過去の日本での結核感染もパンデミックの1つと言えます。

 現在、世界は新型コロナ感染症(Corona Virus Disease of 2019)のパンデミックの中にいます。コロナウィルスの形はテレビなどでよく知られているところですが、直径が100ナノメートル(1mmの1万分の1の大きさ)の球形をしており表面に突起があり、王冠(コロナ)に似ていることが名前の由来と言われています。現在世界の感染者は1億2千万人に上り、死者は260万人を超えて現代最悪の感染症となりました。このウィルスは人間や動物の細胞内でしか生きる(増殖する)ことができません。ですから人間に限ると、感染した場合、人間の持つ免疫により、ウィルスが死ぬか、ウィルスが増殖すれば命をおとすかのどちらかになります。人から人への感染なので、咳・くしゃみなどの飛沫と、手などの接触感染が原因となります。対策としては、3密を避ける、マスクの着用、手洗いなどが大切です。

 現在、世界ではワクチンの開発や治療薬の出現が待たれるところです。日本では昨今、ファイザー社のワクチンの接種が始まりました。従来のワクチンと違いmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンと言います。人工的に合成した遺伝物質を利用したものです。コロナ感染はウィルスの表面にある突起状のタンパク質(スパイクタンパク質)が重要な役割を果たすことがわかっています。このスパイクタンパク質との戦い方が分かれば予防できる(抗体ができる)という考え方から作られたものです。mRNAによってスパイクタンパク質が作られ(ウィルスの本体は作られません)これが免疫応答を刺激することによって抗体ができ、免疫細胞がウィルスを直接攻撃できるようになるのです。

 コロナ禍の中で最近筆者が目にとまった言葉を最後に記します。・地上では人の英知によって支配することが決してできない領域がある。・真に歴史を動かすのは我々ではなく、世界を造り人間を造った「神」である。現在コロナ禍を生きる私たちも試みの中で「生ける神」に信頼して歩みたい。・コロナ禍の中で大切なのは、一人一人が意識を変えることである。


「わが子よ。蜜を食べよ。それはおいしい。蜂の巣の蜜はあなたの口に甘い。知恵もあなたのたましいには同じだと知れ。それを見つけるなら、あなたには将来があり、あなたの望みが断たれることはない。」(箴言24章13,14節)


#(2021年 通巻402号)

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