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「あなたの隣人をかすめてはならない」


先日、厚生労働省が設定した特別監察委員会の中間報告の公表があり、雇用保険などの過少支給問題の原因は「組織としてのガバナンス(統治)が欠如していた」ことであったことが明らかになりました。

雇用保険などを計算する時、従業員500人以上の大規模事業所を全て調査すべきだったのですが、同省は2004年から、東京都において、大規模事業所の3分の1しか調査していませんでした。その結果、雇用保険の失業給付や育児休業給付、労災保険の休業補償や障害年金、船員保険の障害年金などの給付が少なくなりました。この問題は、課長レベルで認知されていたようですが、相応しい対応がなされないまま引き続き行われ、今回の報告に至ったようです。去年、同省が行った統計補正の件も公表されませんでした。これらの保険受給者は、様々な理由で働くことが出来ず、非常に弱い立場にいることを覚えると、この事件は想像以上に大きな問題だと言わざるを得ません。


聖書のレビ記19章13節に、次のような、昔からの戒めがあります。「あなたの隣人を虐げてはならない。かすめてはならない。日雇い人の賃金を朝まで自分のもとにとどめておいてはならない。」


貧しく、立場の弱い日雇い人を守ろうとしている戒めです。彼らは、力がある裕福な雇用主に対して、賃金が未払いだと、文句は言い出せないでしょう。ですから、神様はその弱い人を特に配慮した命令を発しました。


社会の組織が、弱い立場にいる人々をどのように扱うかによって、その社会が健全であるかどうかを図ることが出来ると思います。この事件をきっかけにして、あなたの周りにいる人々、特に弱い立場の人々に対して、正しい態度や行動を取っているかを考えていただきたいと思います。賃金を払うべき立場にいなくても、尊厳を大事にし、必要な助けや励まし、配慮をしていますか。一人一人がそうすれば、社会を変える力になるのではないでしょうか。


また、この世をお創りになった神様の前では、私たち人間は皆、弱い立場にいますが、その神様は私たち一人一人のことを大切に思ってくださり、私たちとの親しい関係を求めておられます。あなたも、その優しい神様の愛と恵を感じてみませんか。是非、HFBの聖書研究にお申し込み下さい。或いは、裏表紙に記載されている教会へ足を運んでみてください。 


#(2019年 通巻344号)

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