20歳以上の男女を対象にした、職場の人間関係に関するアンケート(「人と仕事研究所」調査)によると、上司に感じる問題として、31%の人が「人間として尊敬できない」、30%の人が「立場に見合った仕事をしていない」と回答しました。
アンケート結果からも多くの人が上司に対して不満を抱えているようですが、あなたは上司に対して普段どう思っているでしょうか?上司との関係が悪くストレスをためている人も多いのでは・・・。そんな上司に対する態度について、聖書はどう教えているのでしょうか?
「人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。」(ローマ人への手紙13:1)
なんと聖書では、その権威に従うべきであると教えているのです。なぜかというと、その人たちの権威は神が許されたものだからです。その権威にふさわしいかどうかは、その大切な権威を委ねられた人自身の問題です。その権威のもとにある人としては、その人自身のあり方が問われています。納得がいかないことがあっても、その上司を批判したり、逆らったり、陰口を言うのではなく、その権威に従ってみてはいかがでしょうか。
そうは言ってもそんなことは無理!あの上司じゃねえ!と思っているあなた。では上司の権威に従うことをちょっと考えてみましょう。
考えてみてください。上司に対していつも不満をかかえ、その怒りのエネルギーの犠牲になっているのは、実はあなた自身ではないでしょうか。そこで、上司を許し・従い、その苦しみからあなた自身を解放してみてはいかがでしょうか?
考えてみてください。あなたを成長させるのは、不満や悩みをどのように克服するかという知恵ではないでしょうか?不満や悩みに出会い、解決するために考え・行動し、その問題を乗り越えて、みな成長するのではないでしょうか?「人に仕事を押し付ける上司」であれば、あなたは多くの責任ある仕事を覚え成長するでしょう。「いつも仕事に厳しい上司」であれば、あなたの仕事効率は増し、会社に貢献できるでしょう。
上司にちょっと不満があっても素直に従ってみてはいかがでしょう?
(2012年 通巻 38号)
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