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人の多様性に思いを致す

春になり、私の職場にも新卒の新人が一人配属されることになりました。(この方を「Aさん」とします)私は配属前にAさんの履歴書をもらって驚きました。その方は障がい者採用枠での採用で、しかもその障がいがとても重かったからです。聞くところによるとAさんのような重い障がいのある方の採用は初めてのことのようでした。

 私はすっかり動揺してしまいました。Aさんにどのような仕事をしてもらうか直ちにイメージできなかったからです。とりあえず職場の単純業務を集めてAさんにやってもらおうと思い、職場の仕事を組み直して、全員に提案しました。すると中堅のBさんから異論が出されました。「Aさんは機械ではないのだから・・・」という意見でした。

 そこで私は、少し責任のある仕事を組み入れるようにしました。実際に仕事を始めて少しの期間しかたっていませんが、Aさんは「仕事が楽しい」と言い、一生懸命仕事に励んでいます。今後はAさんの状況を見ながら責任の幅を増やしていきたいと思っています。


 以前のパンフレットに、聖書によると、私たち一人ひとりに神は目的を持っておられ、その目的を果たすためにそれぞれ異なった能力を与えられていること、人事の上では人本来の多様性を無視すべきではないというようなことを書きました。

 ところが、私は最初に書いたようにすっかり動揺してしまい、Aさんの障がいのことばかりを大きく考え、Aさんに出来ることを決めつけてしまったのです。Aさんがさまざまなことにチャレンジし、自分の適性や能力を見つけ、チームに大きく貢献できるかも知れない機会を、危うく摘み取ってしまうところでした。私に率直に意見を言ってくれたBさんに感謝しています。

「わたし(神)の目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43:4)

 #2018年 #通巻313号

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