先日、テレビで、投資銀行家とのインタビューを見ました。その銀行家は英語がペラペラで、国際的に活躍していて、投資機会を見つけるために、最新の技術を使っていました。しかし、ビジネスの成功の鍵の話になったとき、興味深いことに、技術や分析のスキルなどではなく、良い人間関係が不可欠と話しました。これはどこの職場でも同じではないかと思います。ほとんどの職場では同僚と協力しなければなりませんし、顧客やビジネスの相手などとかかわらなければなりません。人間関係を築くのが不得意であれば、仕事はやりにくくなるでしょう。
人間関係の重大さは聖書にも教えられています。イエス様の有名な言葉は次のとおりです。最も大切なことは何かと聞かれたとき、答えはこうでした。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』 これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。」すなわち、イエス様によると一番大事なことは「正しい関係
です。神様との関係と、あなたの周りにいる人々との関係です。イエスは「愛」という言葉を使いました。職場の同僚を愛するというと、奇妙に感じられるかもしれません。しかし、「愛」が望ましいのです。職場での愛は「自分がしてもらいたいことを他の人にもする」という意味と考えれば良いと思います。今日、このような態度を職場で実践してみて、その結果と自分の気持ちはどうだったか考えてみてはいかかでしょうか。
聖書と最初にふれた投資銀行家の経験は一致しています。人間関係がとても大事だということです。これから、職場生活に役立つ、聖書からの人間関係についての知恵を考えていきたいと思います。ホームページを通して、メール会員になって、毎週無料でこのパンフレットを受けとってみませんか。
(2011年 通巻 3号)
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