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「企業の不祥事の根」


 2019年となりました。あけましておめでとうございます。今年もホープ・フォー・ビジネスをよろしくお願いいたします。

 この原稿は年末に書いています。年末は一年を振り返るさまざまなテレビ番組や報道があります。昨年も日本を代表する企業による不正経理問題や検査データの改ざん事件などがあり、社会に大きな衝撃を与えました。

 ところが、過去の報道を調べると、毎年同じような問題が起きていることが分かります。その度に原因が追究され、改革が実行されているようですが、残念ながら不正や不祥事は後をたちません。

 ある方が、大企業特有の問題として、組織の肥大化や組織風土の問題を上げていました。しかし、これは大企業や特定の組織だから起こる、あるいは起こりやすい問題なのでしょうか。組織の風通しの風通しを良くし、組織や人事の見直しを行えば、不正は根絶できるのでしょうか。確かにそれらはある程度は有効かも知れません。

 しかし、聖書が指摘する事実からは、人の集まりである組織の中から不正を「根絶する」ことは不可能であることが分かります。なぜなら、聖書によると、正しくないことを行ってしまうのは、人間の本質的な問題に関わることだからです。聖書は昔からこのことを指摘しています。

 「この地上に、正しい人は一人もいない。善を行い、罪に陥ることのない人は。」(伝道者の書7:20)

 とすると、大企業にばかり問題が起こっているように見えるのは、実は報道等で注目されやすく、たくさんの人材を抱えているからかも知れません。人が増えれば増えるほど問題も多くなるからです。

 不祥事というのは大企業に限らずどこでも起こりうることなのです。私も組織の中で働く者ですが、今この時に問題が起こっていないからと言って安心はできません。そして自分自身も安心はできません。周囲に流されるなどして、自分の考え方や行動に問題が起きていないか気をつけなければならないと思っています。

 聖書には人生の指針となるたくさんの知恵が書かれています。今年も聖書を読みつつ歩む一年でありたいと願っています。


#(2019年 通巻340号)

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