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働き方改革

国会の議論で「働き方改革」が話題になっています。直面する少子高齢化と労働人口の減少に対応して、より合理的に労働力を確保、活用したいという意図があるそうです。皆さんの職場にも影響がありそうでしょうか。その中に「長時間労働の是正」という課題があります。残業の問題は難しいものです。私はいわゆる中間管理職ですが、残業時間の管理に苦労しています。残業しなければ、仕事が残ってしまうことがあります。一方で残業時間が長くなると、上からも下からも指摘されてしまいます。このようなジレンマに対して、よき知恵が求められます。本当の意味での「働き方改革」とはどのようなものでしょうか。


旧約聖書の中に「働く者は労苦して何の益を得るだろうか。」(伝道者の書3章9節)という言葉があります。働くことの意味を問うていくと、行き詰まってしまいがちです。この書では繰り返し、人生の空しさが述べられています。それでも労苦の中に、神の賜物(プレゼント)を見出しています。


新約聖書の中の話ですが、漁師であったシモンという男が、湖の岸辺でイエスに声をかけられる場面があります。シモンは、「私たちは夜通し働きましたが、何一つ捕れませんでした。」(ルカの福音書5章5節)と答えます。徹夜で働いても、何も得るところがなかったのです。長時間労働をして何の報いもなければ、空しいものです。病気になってしまう方もおられるかもしれません。「過労死」の問題も話題になっています。何とかしなければなりません。


ここでシモンは、イエスの言葉に従って、深みに舟を漕ぎ出し、もう一度、網を下ろしてみました。するとおびただしい数の魚が入り、網が破れそうになったのです。イエスと出会ったシモンは、働くことの意味を知り、イエスの弟子となりました。真の生き甲斐をもって働くという、「働き方改革」を体験したのです。


聖書を読む時に「働き方改革」の手がかりが見つかるかもしれません。皆さんもぜひ深みに舟を漕ぎ出して、聖書を手に取ってみてください。


#2018年 #通巻312号

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