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口のきけない人のために

最近の厚生労働省の委託調査によって、高齢者が介護施設に入所する際、保証人無しでは入所がスムーズにいかず、難しい状況に置かれる人が増えてきていることが明らかにされました。

施設の約3割は、身元保証人がいない方の入所を拒否しているようです。政府はこの数年間、入所拒否はしないようにと、施設に呼びかけてきましたが、最近の調査が2013年の調査と同じ結果を示したことは、政府の政策の限界を示しています。施設側は、「入院時の手続き」「利用料の支払いや滞納時の保証」「遺体や遺品の引き取り」などを理由に挙げ、保証人の必要性をアピールしています。


こういった問題は、少子高齢化社会が進む中で、更に重要な事柄になると予想されますが、少なくとも現時点で、この問題が浮き彫りになったことは良かったと言えると思います。聖書に、次のような言葉があるからです。


「口のきけない人のために、口を開きなさい。すべての不幸な人の訴えのために。口を開いて、正しくさばき、苦しむ人や貧しい人のためにさばきを行いなさい。」(箴言 31:8~9)


これは、ある王が母親から受けたアドバイスですが、やはり、力ある王は、自分で自分の生活が守れない弱い立場の人々のために、安全で、公平な社会を作るよう努めるべきです。上記の調査結果の広がりによって、高齢者が諸事情で身元保証人を立てられず、自分の生活を守れないという問題を抱えている現状が広められたことは、彼らのために誰かが少し「口を開いた」ことを意味します。


実は、どこに行っても、自分のことを上手に説明できない、話しても誰も聞いてくれないという人がいます。あなたの職場や近所にもいるかもしれません。リーダー的な立場にいなくても、そのような人の苦しみに気付き、彼らの思いに耳を傾けて、必要に応じて、彼らに代わって「言葉になる」ことはできます。神様もそのことを喜んでくださると思います。「まことに主は高くあられますが低い者を顧みてくださいます。しかし高ぶる者を遠くから見抜かれます。」(詩篇138:6)「低い」という言葉は立場のことだけではなく、人の心の状態も指しています。あなたも、神様に顧みて欲しいと思いませんか?心を低くし、神様に祈ってみませんか?どうぞ、HFB祈りサービスや聖書研究サービスをご利用ください。心からお待ちしています。                


#2018年 #通巻316号

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