最近、ある友人が職場の悩みを話してくれました。自分と同じチームに属している人が全然働いてくれないということでした。チームの他のメンバーはその人の分の仕事まで負ってしまい、とても疲れていました。友人もチームのメンバーも限界を感じて、せいいっぱいでした。皆どうしてよいか分かりませんでした。
友人の話を聞いて、私の前の職場のある同僚のことを思い出して、そのような人はどこの職場にもいるんだと思いました。皆さんの職場にもいるかも知れません。もし、そのような人がいたら、どうしたらよいでしょうか。
次の聖書のことばを考えましょう。「自分の仕事をなまける者は、滅びをもたらす者の兄弟である。」
誰でも、ときには、自分の仕事を積極的にできないことがあります。しかし、「自分の仕事をなまける者」は、いつもなまけている人のことを指摘しています。実はそのようにしている人はとても危険です。それは、「滅びをもたらす者の兄弟」であるからです。「滅び」は強い言葉ですが、友人の話を考えると当てはまっていることが分かります。働いてくれない同僚のせいで、チームの他のメンバーはとても疲れ切っていて、仕事に不満を感じていました。そのことが、チーム全体の仕事に悪影響を与えたに違いません。また、その状況が続くとチームの和が崩れ、疲労困憊して仕事を辞める人が出てくる可能性もあります。本当になまける人は滅びをもたらします。
このように考えると、怠け者を注意深く扱う必要があることが分かります。どのような扱いがよいでしょうか。あなたの職場で、他人の仕事や会社の物、財産を壊す人がいるとしましょう。その人がするように、その人を取り扱う必要があります。厳しく感じられるかも知れませんが、あなたの職場を滅びから守るためであるからです。
(2011年 通巻 11号)
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