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拓銀破綻から20年

 明けましておめでとうございます。今年もホープ・フォー・ビジネス(HfB)をよろしくお願いいたします。  昨年は1997年11月の北海道拓殖銀行の破たんから20年ということで、さまざまな振り返りが報道等でなされました。  「たくぎん」の破たんは北海道の内外に激震とも言える大きな影響を与え、多くの人の人生を狂わせました。筆者の先輩や友人にも「たくぎん」に勤めていた方がいましたので、暗たんたる気持ちになったことを覚えています。  「たくぎん」の破たんについては、さまざまな要因が上げられていますが、大きな原因として当時、不動産投資などを積極的に行っていた行内部門の暴走を止められなかった組織の問題が上げられることがあります。  当時の行員の言葉があります。「あの一派に入らなければ人にあらずという雰囲気だった。迎合しないで、人事で痛い目に遭うことが本当に怖かった」(「拓銀はなぜ消滅したか」1999年北海道新聞社刊)

 「あの一派」というのは、当時その部門を率いていた責任者と、その責任者を重用していた一部の上層部を指します。「迎合」という言葉が示すように、問題を感じていても、これらの人々に物が言えない雰囲気があったことがうかがえます。結果として、当初は脚光を浴びていたこの部門が莫大な損失を膨らませ、「たくぎん」破たんの大きな要因になったと言われています。  地位が上になればなるほど、また脚光を浴びる仕事をしていればいるほど、周囲が物を申すのは難しくなります。だからこそ、自分を客観的に正しく見つめ、謙遜になって周囲の言葉を聞く必要があります。  ところが、この「客観的に正しく自分を見る」というのは、自分の考えだけでは不可能なことであると聖書は教えています。自分や周囲を正しく見るには聖書の言葉に教えられ続ける必要があります。一度「なるほど」と思っても、人の考えや行動は簡単には変わりません。そのうちに忘れてしまいます。聖書を読み続けることが大切とされる理由です。  新しい年、聖書の言葉に耳を傾けてみませんか。HFBでは一度聖書を読んでみたい方のために、聖書の読み方をお知らせするサービスを行っています。お申込みをお待ちしています。


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