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教会暦の話

このたびは、クリスマス(イエス・キリストの誕生を記念する日)、イースター(復活日)、ペンテコステ(聖霊降臨日)、など、教会暦について、書いてみました。


北海道にも短い夏が近づいています。冬に着た厚いものを脱いで、薄いものを身につけます。子どもたちの学校も季節によって変わります。春四月に学校がはじまり、七、八月の頃には長い休みがつづき、あけて三月には学年が終わります。そしてまた春が来ます。このように、私たちは、暦によって生活の予定をたて、暮らしを秩序づけています。


明治政府が1873(明治6)年に太陽暦(しかもグレゴリオ暦)を採用し、76年には日曜日を休日とする、キリスト教的7曜制を法制化したとき、日本は少なくとも部分的に、キリスト教文化圏に組み込まれたことになります。毎日われわれが全く無意識に、当然と思って使っている年月日、曜日は、実はキリスト教の暦なのです。


キリスト教の教会では、普通の暦とともに、教会暦(チャーチ・カレンダー)を用います。教会では、唯一で全能である神様は、自然だけではなく、世界と人間の歴史に働きかけ、導いている神様であると信じています。季節はくり返しますが、歴史はくり返しません。放置しておけば時間の流れの中で、風化し忘れ去られてしまいます。


そこで教会は、循環する自然暦の中に、かつて一回限り起こった歴史的な出来事を配置することにしたのです。イエス・キリスト様が生まれたことを記念して、祝うクリスマスと冬という季節は直接的には何の関係もありません。現に南半球では、クリスマスは真夏にやってきます。このようにして、教会(キリスト教共同体)は聖書に記されているキリストの出来事の重要なテーマを、1年という周期の中に割り振ったのです。その代表的なものがクリスマスをはじめ、イースター、ペンテコステなのです。


#2018年 #通巻317号

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