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新しい年を迎えて



新しい年を迎えました。今年もHFB(ホープ・フォー・ビジネス)をよろしくお願いいたします。

新年を迎え、新たな決意や目標を考えて、スタートしようとされている方も多いと思います。私たちに与えられている時や季節という区切りを有効に生かしたいものです。

しかし、そのような思いにもかかわらず、私たちの前向きな意欲にブレーキをかけ、私たちを過去に引き留めるものがあります。それは何でしょうか。

職場の上司や同僚、周囲の人々に対する鬱積した思い、自分を傷つけた人を許せない思い。その思いがいつまでもあなたを苦しめ、あなたを過去に縛り付けることがあるかもしれません。

聖書には「穏やかな心は、からだのいのち。激しい思いは骨をむしばむ。」(箴言14:30)という言葉があります。怒りの感情は、時として怒った者自身の健康を蝕み、身体的にも精神的にも悪影響を及ぼすのです。

しかし、怒ったところで実は何の解決にもならないことが多いのではないでしょうか。自分を傷つけた人々は、とうの昔にそのことを忘れているかも知れません。過去のことを繰り返し思い出し、いやな思いになって、その感情で苦しむのはほかならぬ自分自身です。

ではどうすればよいのでしょうか。

聖書には「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。」(エペソ4:32)とあります。

ところが、自分を傷つけた相手を赦し、しかも親切にするというのは、簡単なことではありません。しかし、聖書のこの高い基準に照らすとき、ほかならぬ傷つけられたと思っている自分自身が赦されなければならない存在だと気付かされるのではないでしょうか。そのような自分を「赦す」と言ってくださる神の愛を知って、この聖書の勧めに従おうとするときに、神は私たちがその人を赦すことができるように助ける、と約束していてくださるのです。


(2012年 通巻 31号)

 
 
 

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