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新しい環境への適応


春の訪れとともに、この時期は入社、配置転換の季節です。新しい歩みに希望を膨らませている方も多いと思います。

一方で、この季節は「5月病」という言葉を聞く季節でもあります。年度当初は新しい環境への期待があり、やる気があるものの、新しい環境がストレスになって、人によっては、ゴールデンウィーク明け頃から「うつ病」に似た症状が起こることから知られています(ウィキペディアなど)。

新しい職場に入り、「こんなはずでは」と思ったり、「何で私はできないのだろう」と成果を出せないことにあせったりする気持ち。これは珍しいことではなく、初めは誰もが通る道ではないでしょうか。

このような気持ちで落ち込んでいる時は、昨年の9月28日「本当のプラス思考」で触れた聖書のことばを思い出してみましょう。「考える内容に注意しなさい。あなたの人生を形造るものは、あなたの考え方だからです」(参照・箴言4:23)

例えば、失敗した自分を責めるのではなく、「失敗は成功のもと」と考える。厳しい上司の指摘に落ち込むのではなく、「この試練が自分を鍛える」というように、目の前の出来事をプラスに考えるということです。

現に聖書にはこのような言葉があります。「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。」(詩編23:4)

仕事上の試練はときに「死の陰の谷

と言いたくなるような困難な中を歩いているように当人には思えるものです。しかし、ここでは「あなたのむち」すなわち「神様の試練」がその人を鍛え、そればかりでなく「あなたの杖」つまり「神様の支え」がその人を試練の中でも守ることを教えています。過保護でも放任でもない、私たちのことを心配し、人生を適切に導いてくださる神の導きに信頼することの大切さを教えられます。


(2012年 通巻 44号)


 
 
 

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