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欠けているものを美しくする

最終更新: 2018年3月14日


 皆様は「金継ぎ」(「金繕い」とも言う)をご存知でしょうか。ヒビが入ったり、割れている陶磁器を漆で接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法のことです。「金継ぎ」は、その器の欠けている部分を隠すのではなく、むしろ、欠けた部分を活かして、より良い、より美しい物にする修理方法なのです。また、お気に入りの愛用品を美しく修理することによって、長く使えるようになるという付加価値も見逃せません。

 さて、欠けた部分をより良いものにするという発想は職場においても大切です。P・ドラッカーがこう述べました。「私は、失敗、しかも大失敗の経験の無い人を重責の伴う立場には昇進させません。」それは、新しい試みには失敗が伴うことが多いからだそうです。実は、仕事をしていれば、誰でも失敗はします。つまり、「失敗の経験が無い」ということは、失敗したことはあるが、その事実を隠しているか、或いは、その失敗から何かを学ぼうという姿勢がないことを意味するのです。けれども、失敗を恥ずかしく思わないで、そこから何かを学ぼうとする人は、成長し、整えられていきます。また、その失敗を隠さずに、成功の源に変えていることを公表できる人は、謙遜で、職場の人達と協力し合える人だと思います。私は管理職として人をまとめる立場にいますが、失敗した部下がその失敗から学んで、より良い働きをする糧にできるような環境作りを心掛けています。

 もちろん失敗はしたくありませんが、素直に認めることが成功のカギだと思います。それは、霊的な面においても同じです。このような聖書の言葉があります。「神へのいけにえは砕かれた霊。打たれ砕かれた心。神よあなたはそれを蔑まれません。」詩編51:17。神様に「私は失敗している者だ、どうか助けてください」と謙遜に認めることは、神様への優れた捧げものです。そして、憐れみ深い神様は、それを受けて、直してくださるのです。金継ぎのように、その砕かれた霊と心を美しく作り直してくださるのです。

 どうか、今週はご自分の失敗を認めて、成功の源に変えていくことができますように。また同じように、あなたの砕かれた霊と心を直してくださる神様がおられることを知ることができますように。ぜひ、HFB聖書研究(無料)を申し込んでください。


#2018年 #通巻304号

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