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良い関係を築くための鍵―第5


これまでのパンフレットでは、「ザ・リレーショナル・マネージャー」※ という本に紹介されている、良い関係を築くための4つの鍵を考えてきました(以前のパンフレットはホームページでご覧ください)。今回の鍵はコミュニケーションに関するものです。

今まで4つの鍵を通して、良い関係を築くには、コミュニケーション以外のさまざまな要素が必要であることを学びました。しかし、良いコミュニケーションが不可欠であることに変わりはありません。

良いコミュニケーションには手段と伝え方の両方が大切です。コミュニケーションの手段として、直接人と向き合うのが優れていることはよく知られています。例えば、大変多忙な大企業の社長でさえ、大口の契約を結ぶ際は時間を掛けて、外国まで行くことがあります。顔を合わせて話しをすると、相手の口調から意図をくみ取ることができますし、メールや電話では出来ない、相手の身ぶりや表情を読み取ることも出来ます。相手に直接会うか、メールや電話で連絡するかは、大事な選択です。

しかし、相手と直接向き合ったとしても、それだけで良いコミュニケーションが出来るとは限りません。伝え方も重要です。曖昧な話し方やよくない思惑を持って話すことは避けたいものです。またぶっきらぼうな話し方では信頼を築くことができず、長期的な協力関係を弱体化させます。

神様は、御自分が人間になるほどに、人間との関係、人間との良いコミュニケーションを大切にしています。歴史上の事実として2000年前にイエス・キリストが生まれました。聖書には「キリストにあって、神様はこの世を御自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせません」とあります。(コリント第1 5:19)また、イエス様が正しい関係を持つことの模範となってくださり、たとえ相手には厳しい指摘になったとしても、真実を語ることの大切さを教えてくださいました。(ルカ11:39-52参照)

今日は、誰と直接合う必要があるかということと、どのように真実に係わるかということについて考えてみました。皆様におかれましても、このことを参考にして、より良い関係を築いていただきたいと思います。

※「The Relational Manager」 Schluter & Lee 執筆(英語)


(2013年 通巻 128号)

 
 
 

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