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「部外者による視点の価値」


 数年前の話ですが、私が働いている団体が組織改革をし、役員会の上に、新しく、監督機関を置きました。その監督委員会には部外者が含まれています。日々の活動は役員会が決めますが、監督委員会は定期的に団体の働きを確認します。

先日、団体の副本部長が、監督委員会の申し出に従って、私が働いている部署について質問をしてきました。正直言えば、最初は少しムッと来て、「何故、このような質問をしてくるのか」と思いました。結果的に、私たちの答えは監督委員会を十分に納得させるものでしたが、その後私は反省しました。今は質問を受けて良かったと思っています。部外者であるからこその視点によって、その質問がなされたからです。内部の人間だけでは気付かなかったであろう、その視点を参考にしながら、今後も活動していきたいと思っています。

聖書のクリスマスの話の中にも、外部の人が大切な視点を示す場面があります。

「イエスがヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東の方から博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。

『ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。』」(マタイ2:1-2)

実は、多くのユダヤ人が、イエス様が生まれたことに気付いておらず、ましてや礼拝しようなど、全く考えていませんでした。遠い国から来た博士たちは外部の人たちでしたが、正しく物事を理解し、相応しい応答をし、イエス様を求めて礼拝しました。

このクリスマスは、是非、仕事における、部外者による視点の価値を覚えていただきたいと思います。また、博士はどうして、イエス様が赤ちゃんであったにも関わらず、礼拝すべき方であることを知っていたのでしょうか? どうぞ、お近くの教会のクリスマス礼拝に出席し、答えを見つけてみて下さい。(誰でも気軽に出席出来ます)


#(2018年 通巻338号)

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