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iValue:スティーブ・ジョブスと死


「 『私はもうすぐ死ぬ』と思ってみることは、私の生涯で最も重要なツールとなり、私が人生で大きな決断を下す際の助けとなってくれている。何故なら死に直面すると、外部への期待、プライド、恥や失敗に対する恐怖といったほとんど全ての事が、消え去ってしまい、大切なものだけが残るからだ。」

アップル社の創業者と最高経営責任者であったスティーブ・ジョブス氏は先月、56歳で亡くなりました。パソコンやコミュニケーション技術に非常に大きな影響を与え、iMac、iPod、iPhone、iPadという画期的な技術の研究開発を監督したジョブスは「天才」と呼ばれています。上記の言葉によって、このような方の考えを知ることができたことを興味深く思います。

2000年以上前に生きた聖書に登場する「伝道者」という人物は「天の下で行われるいっさいの事について、知恵を用いて、一心に尋ね、探り出そうとした」(伝道者の書1:13)人です。伝道者のある言葉は上記のジョブス氏の言葉と似ています。「あなたの手もとにあるなすべきことはみな、自分の力でしなさい。あなたが行こうとしているよみには、働きも企ても知識も知恵もないからだ。」(同書9:10)「行こうとしているよみ」は皆が死ぬということを意味します。

私達が死ぬということは、普通考えたくないことです。けれども、これは大事なことです。お金持ちも、貧しい人も、上司も、部下も皆この点においては平等です。ジョブス氏と伝道者の言葉は、あなたにどんな助けになるでしょうか。この言葉は職場だけではなく、生活の全ての分野においても大切な言葉です。

伝道者のたどりついた結論は、次の通りです。「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。」(同書12:13-14)私たちの生き方として、また、死後の準備として、良い助言です。HFB聖書研究サービスではこのことについて学ぶことができます。ご利用をお待ちしております。


(2011年 通巻 23号)


 
 
 

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