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「目に見えないものにこそ、目をとめる」

最終更新: 2020年12月1日


 2020年も、残すところあとわずかとなりました。今年のハイライトといえば、誰もがコロナウィルスによる影響を思い浮かべることでしょう。筆者も今年の2月末以降ずっとテレワークが続き、以前の働き方に戻る目途は今でも立っていません。目には見えないウィルスの影響力の大きさを痛感させられた1年でした。

 ウィルス以外にも、私たちの現実には目に見えない事柄が多く存在します。生きるために必要な空気。大変便利になったインターネット環境。最近では5Gのサービスも始まっていますが、電波も目には見えません(もし見えていたら、恐ろしい光景が街中に広がっていたことでしょう)。人の心も見えません。相手の言動で識別できることはあるものの、その人がどう思っているのか、その心を目で見ることはできないものです。相手との信頼や約束、人を大事に思う心。これらも目に見えませんが、ビジネスを進める上で大事な事柄でしょう。目には見えないものにこそ、目をとめる必要が私たちの身の回りには数多く存在します。


 聖書は、目には見えない神の存在を語ります。約2000年前にイエス・キリストが実在したこと、十字架上で処刑されたこと、しかしその死が人に罪の赦しをもたらす神の救いの計画であったこと。これらも目には見えない事柄です。しかし過去に起こったことが今の私たちにも通じるのだと聖書は教えているのです。この時期、キリスト教会ではクリスマスを迎えるにあたりアドベントの期間を過ごしています。アドベントは、キリストを待ち望む期間です。イエスが再びこの世に来られるという約束を思い起こし、目には見えない事柄に目をとめます。


 「あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、今見てはいないけれども信じており、ことばに尽くせない、栄えに満ちた喜びに躍っています。あなたがたが、信仰の結果であるたましいの救いを得ているからです。」 (ペテロの手紙第一1章8~9節)


 私たち人間は目に見えるものを拠り所にして生きやすいものです。働く上でもお金やキャリア、肩書きなどにばかり目がいきます。しかし、目に見えないものこそ、大切にされるべき事柄は多いのです。

 「私たちは見えるものにではなく、見えないものに目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に続くからです。」(コリント人への手紙第二4章18節)。


#(2020年 通巻394号)


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