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「鷲のように上る」



 新しい年度を迎えました。


 進学、就職の季節を迎え、不安を抱えつつも、これからの新しい生活に期待を寄せている方も多いことでしょう。


 当家の子どもたちも進学を控え「友だちが出来るだろうか」「勉強についていけるだろうか」と心配しています。新しく社会人となる方々は「自分はこの会社でやっていけるだろうか」という不安があるかも知れません。


 ある子の心配には、理由がありました。「どうせ。今までもうまくいかなかったから。今度もダメだよね・・・」


 長い冬を抜け、日差しが暖かくなり、雪解けを迎えるこの季節は、それに伴って希望も膨らむかと思いきや、なかなかそうはいかないようです。


 時の流れは進んでも、私たちの心を過去に縛り付け、ブレーキをかけるものがあります。挫折、失敗、さまざまな過ち、それらの積み重ねに伴う、自己肯定感の低下、自尊心の喪失などです。


 そういった思いがあると、なかなか思い切った一歩が踏み出せません。一歩が踏み出せないために、チャンスを逃し、場合によってはさらに挫折経験を積み重ねていきます。「ほうら、思った通り、だめだったよね・・・」


 でもどうでしよう。過去は過去であって、私たちは過去を生きているわけではない。これからの将来に向かって歩んでいく。ということを、子どもたちに伝えたいと思います。

聖書にはこのような言葉があります。


 「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように、翼を広げて上ることができる。走っても力衰えず、歩いても疲れない。」(イザヤ40:31)


 神様に期待する人には神様からの力強い助けがあるという言葉です。一歩を踏み出す勇気が出ない時、疲れてしまったとき、この言葉を思い出すと、励まされるかも知れません。


(2024年  通巻469号)

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